ピクルス君

ピクルス君よ、なぜ君はハンバーグとパンの間にケチャップにまみれて居座っているのだ。
あなたはなぜ私をそこまでして苦しめたいのか分からない。
せっかくのパンとハンバーグとケチャップのコラボレーションが台無しではないか。
あなたのその鼻につくにおい、ぐにゃっとした食感、きゅうりよりふてぶてしいその態度はいかがなものかと存じます。
同じコラボレーションでもあなたじゃなく、レタスさんトマトさんやオニオンさんがいらっしゃる場合もあります。
もちろん私だってそちらを食したいのですが、財布がさびしいときには思わず、あなたという存在がいることを忘れてついつい買ってしまうのです。
値段が安いから。そしていつも一口かぶりついて後悔するのです。
なぜあなたはそこにいらっしゃるのですか?